徒然と書いていこう

2018年10月17日

鍼灸が衰えているのか?

この前同期と話していて気になったこと。

そして気になっていたこと。

鍼灸のレベルが下がっていっているような感じ。

あくまでも、ですが。

戦後から昭和のなかばに入るくらいのレジェンドクラスの先生が生きていたころは、怪しいけれど凄い技術があったっぽい。

その頃の先生はとことん探求しているような感じ。

学術、とは言えないレベルだけれども、技術では職人の極みというか、名人が何人かいた様だ。

人間的にも豪快な人もいたと聞く。

その方々のお弟子さんは今の60代くらいの先生かな。

上手い先生が結構いる気がするけど、分派したりなんかバラバラ。独自のものをさらに立ち上げている気がする。

ただ、その世代からは機械が導入されている世代でもあるから、色々な機器を使う。

それが悪いこととは言わないけれど、今となれば少し技術の進歩よりもやや減退の始まりのような気がする。

でも、名物先生が各県に何人かいたみたい。ただ、その頃は絶対数が今よりさらに少ないから、どうなのかとも思う。

で、その下世代が私ぐらいか?鍼灸師としてはまだまだこれからの年齢という感じだろうけれど、見渡してすざまじい技術レベルの先生は今のところ見かけない。

鍼灸師の数が増えていますが、技術の継承は難しくなっているようです。弟弟子や妹弟子たちがうまく教わっていないことに気付いたこともその一つ。できない後輩が上に立ち、ほとんど伝わっていないことに愕然としたのも事実。

業界全体を見渡しても、古典的で東洋医学的な鍼をする、というよりも筋肉系の物理療法の鍼をする先生の方が多い。

それがいけないとは言わないけれど、どちらかというと整骨院的な感じ。

古典的な鍼をする、といってもする機会である内科的な疾患が圧倒的に少ないわけで、整形疾患に手っ取り早く鍼刺して電気を流す、もしくはレーザーや干渉波や超音波等々病院でのリハビリで登場するような物理刺激を追加していく方が、術者にも患者さんにも受けがいい。

ただ、それってありきたりな感じで刺激量の限界が施術の限界地点になってしまうと思う。より強い刺激、変わった刺激こそが大事になることになるが、本来の鍼灸ってそういうものなの?と疑問に思う次第。なんか、外来魚みたいな。


そうこうしているうちに、レジェンドの先生はなくなり、その次の先生方も引退が近い、もしくは引退し始めている。

我々の世代が次に伝える、となってもスケールダウンしている感が否めない。

自称俺様名人はいっぱいいるだろうけれど。

そんなことを同期と話しながら、大昔の先生はどんなんだったのだろうかと思いをはせたりもする。

世の中は絶えず進歩している。それは科学の世界からみて。

でも、こういうものって寧ろ大昔の原点から離れれば離れるほど退化していくのか?と悲しくなる。



戦国時代の名刀、茶器や名画。

今の時代の良いものとは一線を画すけれども、その当時の技術レベルの高さはとんでもない。

凄い時代なんだろうと昔を想像するけれど、鍼灸がこれからますます衰退していくような気配を感じてしょうがない。

ただの物理刺激になり下がったとき、

鍼灸の効果範囲が小さな枠でとどまり、

ワクワクするような出来事に遭遇することもなくなり、

物理刺激者として色あせてしまうのだろう。


そうしないようにするには、本質を探りながら

過去の名人を空想して、問い続けながらいくしかないのかなとも思う。

つーか、誰か教えてくれ!

って学会帰りの飛行機で窓の外を見ながら帰ってきました。


鍼灸、これからどうなるのでしょうね。
posted by あけぼの at 22:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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